猫といえばピンっと尻尾を立てて歩く姿は優雅で思わず見とれてしまいますよね?
猫の中には長い尻尾やまんまるでお団子のような尻尾を持つ猫もいます。
マンチカンの尻尾の長い、短いで何か違いはあるのか、また尻尾の役割などご説明します。
長い尻尾、短い尻尾の猫がいる理由
日本の猫の歴史は古く奈良時代にさかのぼります。
当時の経典や重要な書物などねずみから守るために中国から輸入された猫が日本猫のはじまりと言われています。
平安時代に描かれた猫は長い尻尾を持っている猫が描かれていました。
江戸時代になり長い尻尾は蛇を連想されたり、長い尻尾から人間に害をなす猫又という妖怪になる等が信じられていました。
このため江戸時代には猫の尻尾を子猫のうちに切るなどすることにとより短い尻尾を持つ猫が増えていきました。
短い尻尾の猫は縁起が良いと好まれていたこともあります。
また短い尻尾で先が鍵のように曲がっている尾曲がり猫も好まれています。
金運や幸運などをひっかけてくるということで人気があるのです。
このような逸話は日本のものであるため短い尻尾の猫は日本に多くいるのです。
短い尻尾や尾曲がり尻尾は劣性遺伝であるためほっておくと長い尻尾になる確率が高くなります。
このためもともと短い縁起がよい短い尻尾を持つ猫を選択して交配させたとこともあると言われているのです。
尻尾の役割とマンチカンの尻尾の働きとは?
猫の尻尾の役割はいろいろあります。
怖い時は尻尾が下がったり、うれしい時は尻尾を立てたり等感情を表す際尻尾を使います。
また猫は細い場所や狭い場所等上手に歩きますが実は尻尾でバランスを取り落ちないように骨盤の位置を調節しているのです。
マンチカンは一般的な猫より足が短くバランスが取りにくいため尻尾やお尻をふりふりと揺らすことによりバランスを取っています。
有名なキャットウォークはバランスを取るために猫が尻尾を振っている様がお尻を振っているように見え現在に至っているのです。
またマンチカンの尻尾の長さはマンチカンの体の長さとほぼ同じ長さと言われています。
短足でバランスが取りにくいというハンディを上手に尻尾で補っているのです。
まとめ
猫はマンチカンに限らず尻尾の役割はいろいろあり感情を豊かに表すことでは有名です。
マンチカンは足が短いためバランスを取るという大きな役割も担っています。
猫の尻尾はとても繊細、敏感ですので尻尾の役割、感情表現をよく理解してあげることで猫との信頼関係も深くなるのではないでしょうか?