マンチカンは足が短く大人になっても子供のようなかわいい雰囲気のある人気がある猫です。
マンチカンの短い足は突然変異で生まれたもので遺伝疾患とも言われています。
マンチカンが病気になりやすい場所はどこなのか、気になる予防方法についてご紹介します。
マンチカンの歴史
マンチカンは1944年にアメリカやロシアで発見された猫で当時は野良ねこで犬に追いかけられて保護された猫から始まっています。
保護した女性が自宅に持ち帰りその後生まれた猫の中の足が短い猫がマンチカンの元祖です。
その後研究対象として研究され短足が遺伝子の突然変異で、健康に問題ないことが確かめられブリーダーによる交配が始まりました。
1980年代には世界的な猫の団体に新種として認定されています。
マンチカンは新しい品種の猫であるため発見時には交配等指定などがなかったため短い足のマンチカンや他の品種との交配も積極的に行われていました。
その間に悪質なブリーダーによる近い血での交配も行われたため骨格や関節だけではなく他の遺伝性疾患を持ったマンチカンも生まれていました。
複数の遺伝性疾患を抱えたマンチカンの寿命は短いですが現在は管理された交配がされているため健康なマンチカンが流通しています。
マンチカンが病気になりやすい場所と予防方法
マンチカンの特徴である短足は腰に負担がかかりやすいため椎間板ヘルニアという病気になりやすいと言われています。
椎間板ヘルニアは背骨の間のクッション部分である椎間板がつぶれたり変形したりする状態です。
椎間板ヘルニアにさせない予防方法は普段から適度な運動をさせることが第一です。
また健康的なフードを与えることにより体重管理をして肥満にならないようにすることも大切です。
高所からの落下やジャンプの失敗などによるけがや加齢により椎間板が破れることによりヘルニアになることもあります。
高齢になったら高いキャットタワーは低いものに変えたり、高く危険な場所には登れないように対策をしておくことが必要です。
マンチカンの中で耳折れがあるマンチカンは外耳炎、中耳炎等の耳の病気になりやすいこともいわれています。
耳が折れていることにより耳の内部の風通しが悪くなり、耳の炎症になることがあるのです。
耳の病気にならないよう予防するには耳をチェックし耳の中を清潔に保てるように耳掃除等をすることも有効です。
マンチカンの耳掃除ができない人は年に一度、健康診断や予防注射の際獣医さんにお願いすることもおすすめです。
まとめ
マンチカンは新しい品種の猫ですが、2000年以降日本でも短い足で歩く姿が人気となり猫ブームの今ペットショップでもよく見かけます。
短足であるため関節の病気になりやすいというデータもありますが、関節に負担をかけないように体重管理をし適度な運動をさせることで元気に長生きしているマンチカンもいます。
猫とコミュニケーションや遊びなどから体調をしっかり把握し病気にならないように予防したいですね。