マンチカンは猫ブームの現在、ペットショップでは特に人気がある猫の品種です。
マンチカンの可愛さの特徴はその名前の由来でもある短足とかわいらしい顔、穏やかな性格などです。
鼻が低めのマンチカンですが鼻が低い猫によくある目ヤニは病気なのか気になる症状や原因を説明します。
目ヤニが出るのは目の代謝活動
目は毎日の代謝活動であり、皮膚の垢でもある眼脂(がんし)と呼ばれる分泌物なので毎日ある程度の目ヤニが出ることは普通です。
目は粘膜が直接外に出ているためゴミなどが入りやすいのです。
そのため目に入った小さなゴミなどを外に出したり角膜や結膜からはがれた細胞などを毎日出しているのです。
毎朝寝起きに多少の目ヤニが出るのはこのような代謝活動なので心配はありません。
目ヤニが多く出るのは炎症反応
目の中に細菌やウイルスなどが入り、目に感染した場合、目ヤニが普通より多く出る場合があります。
また花粉やカビ等様々なアレルギー反応などでも炎症反応として目ヤニが出ることがあります。
マンチカンの目の周りに普段より多くの目ヤニが出ていたり一日中何度も目をこすったりしていたら注意が必要です。
目ヤニが多く出続け目の下の被毛が濡れた状態が長く続くと目頭から鼻筋の毛が変色する涙やけすることもあります。
目ヤニが出る原因
マンチカンのように鼻が少し低めの猫は他の猫に比べて鼻涙管が狭く涙が目の外にあふれやすいのです。
涙がたまりやすい、涙の量が多いという原因で目ヤニがたまりやすいということもあります。
結膜炎等の感染症の場合は緑色や黄色の目ヤニが多く出ることがあります。
感染症の目ヤニの場合は膿が混ざっている場合もありマンチカンも目ヤニを取ろうと目を傷つける場合もあります。
普段より目ヤニが多い、色が違うというようなことがあれば様子を見るよりすぐに獣医さんに連れていくことをお勧めします。
多頭飼いで猫同士で遊んでいる時に眼球が傷つくことがありこの場合も目ヤニや涙が出ることがありますので注意が必要です。
ウイルスやアレルギーなどではない眼球の傷の場合は片方の目だけに症状が出る場合が多いようです。
目ヤニの取り方
多くの目ヤニがついたままだと猫自身が気持ちが悪くて自分で取ろうとすることがあるので拭いてあげることも大切です。
目ヤニは乾いて固まった状態で取ろうとすると痛かったりなどでマンチカンが嫌がることもあります。
マンチカンは頭がよく、一度嫌な思いをする大変よく覚えているため注意が必要です。
乾いている場合はよく湿ったコットンやガーゼなどで水気を与えながらゆっくり取ってあげましょう。
まとめ
目ヤニは目の代謝活動として毎日出るものですので少しの目ヤニであれば心配することはありません。
いつもより多くの目ヤニや涙などが出ていたり、マンチカンが目を気にしているなど普段と違う様子であれば注意してみてあげましょう。
目ヤニといっても眼球に傷がついていたり耳の病気であることもあるのでいつもと違う場合は獣医さんを受診しましょう。